大連開発区生活
大連経済開発区に住んでいる筆者の生活模様を特異な視点でご紹介。 大連のありのままの姿を知っていただければ幸いです。
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思い出のドライバー
日本から持ってきた物の一つにドライバーがある。

2005年10月3日の記事で紹介されているドライバーなのだが、3年越しの付き合いだ。大連に戻ってくることだけを夢見てアルバイトをしていた頃買った、思い出のある品である。

ドライバーとしてはちょっと高い800円。その理由は強力磁石のリングが付属しているから。普通のドライバーでもドライバーの先端は磁気化されていて、ネジなどがくっつくが、このドライバーは磁石リングがネジの頭をホールド(固定)してくれるので、ネジのしめつけや取り外しに便利なのだ。

なぜ、このドライバーをわざわざ大連まで持って行ったのか。
それは初心を忘れないためである。
ゲームセンターのメンテナンスの仕事をしていたとき、共に苦労したのがこのドライバー。泣きたくなるほどきつい仕事ではなかったが、それまでの定職を無くし実家へ出戻り、大連に行きたくても行けない状態でつらかった毎日。メンテナンスの仕事では最も使用頻度の高かった道具はドライバー。4ヶ月は借り物の道具でやってきたけれど、残り1ヶ月半というところで、自分へのご褒美というわけではないが、「自分の道具」として一本のドライバーを購入した。

そのドライバーを毎日使って仕事をし、使いやすさを実感しながら、最後の勤務日を終えるまで、それこそ私にとっては「心の友」と言ってもいいくらいの付き合いをした。
だから、大連に行くとき、そっとスーツケースに忍ばせて持って行くことを決めた。「大連へ行く」という希望を叶えるために自分がどんな思いで仕事をしたか、ということを忘れないためである。

今、そのドライバーは私の机の上の筆立てに刺さっている。
たまに妻が修理で持ち出すこともあるが、その辺に使いっぱなしにしておいたのを見て、使ったら必ず筆立てに戻しておくように言っている。これは何の変哲もないドライバーだが、私にとっては大連に来るために一緒に苦労した大事な仲間だから無くさないで欲しい、と言い聞かせた。もちろん道具である以上、使ってもらうことはかまわない。ただ、使ったら必ずここへ戻して欲しい。それだけである。
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